
明けましておめでとうございます...というには、ちょっとぼんやりしすぎました。
2012年、壬辰(みずのえたつ)の年のこのブログは、まずは毎月最初に年中行事や縁日などをまとめてみたいと思っておりつつ計画倒れ、10日以上も過ぎてしまって恐縮です。
もうとっくに終わった行事もありますが、ともかく
睦月の年中行事や縁日などです。
☆や◎や◇の先には、昨年のものではありますが、詳細もありますのでよろしかったらご参考になさってください。
では、今年もよろしくお願いいたします。
◆元旦・初日の出→☆
元旦の文字の示す意味は、「はじめての日の出」、「はじめての太陽」、「はじめての朝」。そして、「数え歳」で年齢を数えた時代は、今日が日本人みんなの年取りの日=誕生日でもありました。
◆初夢...1月2日の夜
→☆☆
ちょっとばかし「ええっ?」と不思議に思うけど、1日の夜ではなくて、2日の夜に見る夢が初夢なんだとか。といっても、この「宝船」を売り歩く声が町々に響いていた頃の話かもしれない。それを枕の下に敷いて、呪文を唱え、寝る。するとあらあら不思議、初夢は吉夢になるんですと。
◆七福神参り...元旦から~7日ぐらい
→☆☆☆
7人のカミサマを訪ねるスタンプラリー。
谷中と向島(隅田川)で、日本最古を競っているようですが、都内に古くからあるのは、浅草、日本橋、深川、亀戸、東海(品川)あたり。ところで、七福神には日本のカミサマがひとりしかいらっしゃらないって知ってました?
二十三区内の主な七福神めぐり...浅草名所七福神/隅田川(向島)七福神/日本橋七福神/深川七福神/亀戸七福神/東海(品川)七福神/港(港区)七福神/池上七福神 /元祖山手(目黒)七福神/山の手(新宿)七福神/小石川七福神 /谷中七福神/下谷七福神/柴又七福神 /江戸川ライン(葛飾区)七福神/ 板橋七福神/荏原(品川区)七福神 /千寿(千住・足立区)七福神 /伊興(足立区)七福神/雑司ヶ谷七福神
ふーっ、ちょっと調べただけでもずいぶんあります。ちなみに雑司が谷七福神は平成生まれ。これから「最新」七福神は増えてゆくかも。詳細は、ほぼインターネットで調べられるのもすごいところ。
◆初亥大祭...初亥の日、2012年は1月3日・癸亥の日
摩利支天(まりしてん)は、陽光を神格化したインドの民間信仰のカミサマで、のちに仏教の守護神となった方。その摩利支天さんには、十二支の亥が仕え、それが由来で亥の日が縁日。今日は、その最初のご縁日です。
◆仕事始...1月4日
→☆☆☆☆
格式と作法を重んじる幕府や宮中はもちろん、商人・職人たちだって、江戸の仕事始は案外大変でした。
現代の仕事始は、偉い方の挨拶を聞いて→初詣会社バージョン→飲み会と、なんだか暢気ですよね。
◆大黒天祭...初甲子の日、2012年は1月4日
甲子の日は、大黒様のご縁日。もちろんその最初の日は、大きくお祭いたしますようです。
◆初水天宮...1月5日
毎月5日は、水天宮のご縁日。その最初は初水天宮です。
◆松の内...1月6日
→☆☆☆☆☆
松飾が飾られる期間・「松の内」は、小正月の14日・15日頃ぐらいまで...と思っていたら、東京地方のそれは6日の朝とか夕方とか、あるいは7日とかなり早い。あっという間に正月気分が去ってゆきます。
*上の写真は2012の東京国立博物館門前の門松。今月15日まで飾られています。
◆初寅の日...2012年は、1月6日・丙寅の日
寅の日は、毘沙門天さんのご縁日。その最初の初寅の日は、毘沙門天詣。
...が、毘沙門天さんは七福神の一員でもあるために毎年、七福神めぐりのついでになりがちで申し訳なく。
◆人日の節句...1月7日
→☆☆☆☆☆☆
つまりは七草粥です。
首尾よく七草をそろえたら、徹底的に細かく細かく切り刻み、粥に入れるのが昔からの作法とか。その際は、「七草なずな、唐土(とうど)の鳥が日本の土地に渡らぬ先に、七草なずな」とはやし歌まであったそうです。
◆初卯詣の卯槌...1月最初の卯の日、2012年は1月7日・丁卯の日
→☆☆☆☆☆☆☆
今年最初の卯の日は、丁卯(ひのとう)の日。この日は、亀戸天満宮の境内にある御嶽神社のお祭り「初卯祭」です。写真の不思議なカタチのものは、この初卯祭のみに授与される「卯槌」という縁起物で平安時代の宮中から続く由緒あるもの。
◆初薬師...1月8日
毎月8日は、薬師さんのご縁日。で、今日は初薬師です。
◆どんと焼き...1月8日鳥越神社/1月15日諏方神社
→◎
江戸の頃から、火災予防のために何度も何度も何度もしつこく禁止されては復活...という歴史をもった左義長あるいはどんと祭。住宅密集地帯・東京だって、それはおんなじとはいうものの、それでは歳神様をお送りすることも出来ないと、各所でけっこう行われているようです。
*写真は、鳥越神社のどんと祭。
お焚き上げのため積み上げられた注連縄だけでもいっけんの価値がありました。
◆初巳祭...1月最初の巳の日、2012年は1月9日・己巳の日
巳の日は、弁財天サマのご縁日、今日はそのいちばん最初の弁天詣です。
◆宵戎...1月9日
→◎◎
いきなり関西方面の行事ですが、毎年ニュースになる福男選びの神事とはもともと宵戎の行事。老若男子がただ走ってその速さを競うアレにも、けっこうな面白い由来があるようですよ。
◆十日戎...1月10日
→◎◎◎
これも関西の行事で恐縮ですが、「商売繁盛、笹もってこい!」というなら、笹を持っておたずねしたいと毎年東の地から思ってみます。
ちなみに、このえびすさんこそ、七福神唯一の日本のカミサマなのでした...とここで、七福神めぐりのところの答えであります。
◆初金比羅...1月10日
毎月10日は、金比羅さんのご縁日。そして今日は2012年最初の日です。
ちなみに、讃岐象頭山の金刀比羅宮は、一度はおまいりしてみたい場所のひとつ。
◆鏡開き...1月11日
→◎◎◎
あっという間に鏡開き、松もお焚き上げしましたし、他の地に比べて、東京の正月はあっという間に過ぎてゆきます。それもこれも、武家の大ボス、徳川さんの事情によるものだったみたいですよ。
◆十四日年越し...1月14日
→◎◎◎◎
東京は、バーゲンたけなわな感じですが、十四日年越しと小正月の行事の残る土地では、今日は、新たに餅をついて熨して細く切って枝に飾る「餅花」を作り、小正月の飾りとして、豊作を祈願しつつ過ごします。
◆小正月...1月15日
→◎◎◎◎◎
そして、小正月には、邪気を祓うため小豆粥を食べる。本来の15日は、望月の日=満月の日の粥なので、「望粥(もちがゆ)」と呼んで、実際に餅を入れる地方もあるようです。この小豆粥をめぐって今年を占う、「粥占(かゆうら)祭」を行う神社もあったりと実は興味深い一日。
◆閻魔詣...1月16日
→◎◎◎◎◎◎
今日は閻魔さまの縁日「閻魔の賽日」です。この日にだけ地獄の釜のふたが開き、地獄の鬼たちがお休みなので亡者も責め苦から免れられるそうです。ちなみに小石川の源覚寺に参れば、閻魔さまとのご縁のしるしに「蒟蒻」が一枚いただけて、さらに蒟蒻田楽まで振舞われます。
◆寒中丑の日...1月17日・丁丑(ひのとうし)の日、1月29日・己丑(つちのとうし)の日
→◎◎◎◎◎◎◎
暑中の土用丑の日に鰻を食す風習のように、この寒中の丑の日にも、「寒中丑紅(うしべに)」という艶やかな風習がありました。この日、紅を扱う小間物屋の店頭に「今日丑紅」と張り紙が出され、紅を求める女性たちで大賑わい。「寒紅売り」という行商まであったそうです。現代もやればいいのに。
◆初観音と亡者送り...1月18日
→◇
毎月18日は、観音様のご縁日。そして、一番初めの18日「初観音」は、歳の初めに1年間の無事を祈願するもの。浅草寺の初観音では、夕暮れ時になると、亡者送りの鬼がきます。個人的には、浅草でいちばん好きな年中行事。
◆初大師...1月21日
→◇◇
月ごとに巡ってくるカミサマ、ホトケサマ方のご縁日。その最初は特別なので、1月は、初縁日が目白押しです。21日は、「初大師」、弘法大師さんの今年最初の縁日です。
この日は、弘法大師さん、つまり空海さんの不思議でスケールの大きい伝説などをひもといてみたく。
◆年賀状お年玉...1月22日
→◇◇◇
早いものでもうお年玉年賀はがきの抽選日。
新年にいうただいたはがきをながめ、あらためて、今年の年賀はがき自体のの意匠を楽しんだりもいたします。ところで、「お年玉年賀はがき」の発祥が、官ではなく民間からだったって、知ってました?
◆初地蔵...1月24日
→◇◇◇◇
初詣、初卯詣に初閻魔、初観音と初大師...ときて、正月晦日も近い24日は「初地蔵」。仮に、ほかの方々のご縁日をついつい忘れたとしても、この日だけは特別に思っていたい。
お地蔵様は、辻や商店街や、私たちの身近にいらっしゃり日常生活を見守ってくださる、地味だけれどありがたいホトケサマです。
◆鷽替えの神事...1月24・25日
→◇◇◇◇◇
毎月25日は、天神様のご縁日、つまり本日は「初天神」です。この日は、天神様の使者でもあった鷽を象る「木鷽」を授与いただき、その霊験にて一年間についた嘘を清算し、天神さまの「誠心」に変えていただき、幸運までもいただく...と言う段取り。
おかげで、近ごろ大人気、「木鷽」を授与いただけない事態ともなっております。
*都内の鷽替えの神事は、上野五条天神、亀戸天神、湯島天神にて。
◆初不動...1月28日
→◇◇◇◇◇◇
今年最初のお不動さんの縁日。深川のお不動サマの本堂では数時間ごとに護摩が焚かれ、祈祷を受ける方で立錐の余地もなしという感じ。お賽銭箱のあたりまで立ち見が出る賑わい振りです。