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1日1つの「日本的!」な楽しみ


by michiru-hibi1007

宵戎               甲子の日・旧暦12月6日

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宵戎、十日戎、残り福(のこりふく)とつづくお正月の戎さんのお祭りは、関西地方の風習ですが、えびす神社の総本社・西宮神社の「宵戎」明けの神事「開門神事福男選び」は、例年、新春恒例のニュースとして取り上げられ全国的に有名です。
未明から大勢の人が表大門の前に集合し、午前6時の開門とともに本殿を目指してどっと駆け出す行事...といえば、「ああ、あれね!」と、思う方も多いのではないでしょうか。

なので、今日はそのお話を。

大勢が競走する姿は、確かになかなかの見ごたえですが、その福男の競争が始まる前の「宵戎」の神事、「居籠もり」に関してはあまり取り上げられることがないのがやや手落ちな感じ。その神秘性を思えば、やはり、一連で報道してくれないかなぁと思うのですが、やはりニュースにするにはちょっと派手さを欠くんでしょうか?

9日の深夜12時。神社の門は全ていったん堅く閉じられ、神主さんは身を清めてひとり閉じこもる「居籠り」に入ります。
これは、昔、十日戎の前日には、えべっさんが市中を廻られるので失礼にあたると、人々は外を出歩かず、戸をしっかりと閉じて、門松を逆さに飾り「忌(居)篭」った。かつては、西宮神社の周辺地域の人々すべてが行っていた風習といわれています。

現代は、夜のうちから表門前に人々が衆参しているぐらいですので、民家の居籠もりはいつしか廃れたもようですが、神主さんひとりがそれを受け継ぎ今もじっと籠もる。
居籠もりがあけるのは、10日午前4時。
神前にて神主によって祝詞が唱えられ、十日戎大祭のはじまりです。
ちなみに、かつては、忌篭りの状態が解かれた氏子たちが一斉に家から神社まで駆け抜ける風習もあったそうで、「福男選び」の神事は、たぶんそれがルーツなのでしょう。

「居籠もり」の、「開門神事福男選び」の
このバランスの妙は、戎さん自身がどうゆう由来を持つ神様なのかとも何気なく関係しているように思えてなりません。
では、その戎さんのルーツとは?
それについては、明日の「十日戎」の日のテーマといたしましよう。

さて、写真の恵比須さん。
これは、人通りの途切れること無い東京・JR恵比須駅のガード下に描かれたもの。
東京の恵比須さんは、「宵戎」の日だけでなく、人々と一緒に365日街中にいらっしゃるか...。
などと思いつつ時々気まぐれに眺めにでかけてみたりします。
今日は、壁を飛び出して、雑踏の中にいらっしゃるかもしれませんよ。
by michiru-hibi1007 | 2011-01-09 10:00 | 縁起物