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1日1つの「日本的!」な楽しみ


by michiru-hibi1007

大寒                          満月・乙亥の日・旧暦12月17日

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今日は、二十四節気「大寒」です。

「大きな寒さ」ですから、文字通り寒さの絶頂期、1年でもっとも寒い季節の到来です。
実際に、年間の最低気温を記録する日は、大寒から春分の日までの15日間になることがもっとも多いのだそうです。

二十四節気は、古代中国の発明で、その中心地であった中国の華北地方の気象状況に併せて作られました。今の中華人民共和国の地図でいえば、国の北東部。
黄河以北の北京を越えてモンゴルと接するあたりまでをいいます。
緯度で日本と比べれば、東北の岩手以北の気候が近い。

南北に長い日本列島に、これを平等にあてはめるのは根本的に無理があり、なので、いつも天気予報などでは、「暦の上では、大寒ですが...(まだそう寒くはない)」ということになっていました。しかし、今年は、寒の入りあたりから暦どおりに寒さが厳しく、全国的に、いかにも「大寒」らしい1日に。
北国に比べれば、東京地方は、おだやかなものですが、それでも空気が凛と凍えて、外出時には、唯一手袋が必要な時期かもしれません。

今日はやっけに寒いなぁ...などと、暗い曇天を恨めしく見上げる日があるのもこの大寒を過ぎた頃。見上げていると、いつしか、ふわふわ空を漂う綿のようなもの...ああ、雪です。
そのまま夕刻から深夜をまたぎ、しんしんと雪が降り積んだ早朝には、街の空き地や軒下に様々にユニークな雪ダルマがいっせいに出現。
...なんてことを期待しましたが、残念ながら今日は晴れの「大寒」日でした。
しかし、これからは、東京も雪が降る可能性が高い季節、これだけ寒い日が続いたのですから、一度ぐらいは、路地や空き地に雪だるまを眺めてみたいものです。

さて、二十四節気は、24分割の基点は「冬至」からですが、季節のカウントは「立春」=春からはじめます。

旧暦では、立春の前後の新月の日(=朔日=1日)で始まり、次なる「雨水(うすい)」が含まれる月が正月。
それから、順次、「啓蟄」の辺りで始まり「春分」を含むのが2月。
「清明」「穀雨」が3月、そして3月の晦日までが春となります。
...と、このように、美しい季節の言葉は続き、「立冬」から始まる三ヶ月の冬の最後の二十四節気が「大寒」。「大寒」を含む月の晦日までが冬となります。

つまり、あと15日ほどで、一巡して、また新しい年の「立春」。
春がやってきてしまいます。
寒い寒いと厄介者あつかいをした日々も去れば去ったでさびしいもの。「大寒」という言葉を聞いたら、たとえそれが極寒だったとしても今年は、楽しんで受け入れてみましょうか。

たとえば、今日は満月。
寒空にキリリ、美しい月がめでられるかもしれません。
by michiru-hibi1007 | 2011-01-20 20:43 | 暦あれこれ