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1日1つの「日本的!」な楽しみ


by michiru-hibi1007

年賀状のお年玉     戊寅の日・旧暦12月20日

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早いもので、今日はお年玉付き年賀はがきの当選発表日です。

朝から、今年の年賀状の束を出してきて準備。ふと、いただいたときにはあまり気にも留めなかった年賀状そのものの意匠が気になります。

たとえば、写真は、今年いただいた年賀はがきの額面が書かれた部分、切手に代わる部分のデザインです。
それがこんなに種類があったなんて、実は、いまごろ驚いています。
しかも、干支を意識して「ウサギ」の絵がかわいい。

左端から、「浪乗り兎」に印影も浪、「南天とお盆に乗せた雪兎」、「赤×ピンクの格子に兎、梅、竹」が並んでいますが、うーん、兎しか見えないか。これは印影部分の梅もかわいいです。
次は「白兎の頭上に咲く梅の花」。これは、50の文字が梅型に入っているのがちょっとお茶目な感じです。
下に行って、「雪兎」と印影は丸窓からちょいと首出す兎。その恍け顔がかわいい感じ。
そして、兎以外に「重箱とお屠蘇のセット」というのもありました。これも、見にくいですが、それぞれ松竹梅の模様がシックで素敵なデザインです。
さらに、もう一枚、私の手元にはありませんが、郵便局のHPを探してみると、桜のものがありました。枯れ枝にとまってなく鶯と花咲じいさんによって咲いた桜...という、物語性も感じるもののようです。

こうして年賀はがきを仔細に眺めているだけでも、この、「年賀状を送る」ということが、ずいぶんと手間も熱意をかけられ、大切にされてきた風習なんだと気づかされます。

ところで、「お年玉年賀はがき」は、その発祥もユニークです。
提案は、官ではなく民間からだったって、知ってました?

逓信総合博物館発行の「年賀状の歴史と話題」によれば、「大阪心斎橋で用品雑貨の会社を経営していた林正治氏が、「年賀状が戦前のように復活すれば、お互いの消息もわかり、うちひしがれた気分から立ち直るきっかけともなる」と考え、「年賀状に賞品の当たるくじをつける」「料金には寄付金を付加し社会福祉に役立てる」などのアイデアをもとに、なんと、自ら見本のはがきや宣伝用のポスターまでつくり、郵政省に持ち込んだ」のだそうです。
このアイデアは、郵政省内の反論も乗り越え、紆余曲折はあったようですが、1949年(昭和24)にお年玉年賀はがきとしてスタートを切ります。
そして、今年は、誕生から62年目のお年玉付き年賀はがきです。

ついでながら、第1回のお年玉付き年賀はがきの賞品を、同じく「年賀状の歴史と話題」から。
特等:ミシン、1等:純毛洋服地、2等:学童用グローブ、3等:学童用こうもり傘。
昭和24年といえば、まだ既製服が高くホームメイドで洋服を作るのが夢だった時代だからこその、特等ミシンですね。そして、みょうに目だつ「学童用」の文字。
ああ、団塊の世代が誕生しはじめた頃ですものねぇ。

ということで、さて、今年の賞品はなんでしたっけ?
by michiru-hibi1007 | 2011-01-23 11:31 | 物歳時記