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1日1つの「日本的!」な楽しみ


by michiru-hibi1007
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納観音の縁起小判                  下弦・丁未(ひのとひつじ)の日・旧暦11月24日

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「越後屋お前も悪よのぉ」
「お代官さまこそ...」
...と、毎年、授与所に飾られるコレを眺めるたびに、よこしまな台詞のやり取りが脳裏を走ってしまいます。
日ごろ大きなお金を見ない貧しさのせいか、それとも単なる罰当たりなだけなのか。
どちらにしても、毎年毎年凝りもせずココロの中でこんなせりふをつぶやいてもしまう。

毎月18日は観音さまのご縁日。
特に師走のそれは、一年の締めくくりの意味を込め「納めの観音」
といわれ、併せて羽子板市が立つという事情もあって、いつも人出の多い境内は、さらに多くの参拝者で大混雑です。
その「納めの観音」にお参りしたら、羽子板以上にちょっと忘れず眺めたいのがこの小判の山で、これは昨日・今日から年末にかけて期間限定で授与される浅草寺の縁起物。
切り餅と言われた金の小判の包みに赤で描かれた大黒さまの福福しい笑顔。いかにも縁起がよさそうな意匠を選んで、その名もストレートに「縁起小判」と申します。

手に取れば、けっこうずっしりと重く切り餅と呼ばれた本物の小判の包みってこんな感じだったのかしら?
...などとも思わせる、カタチも重さも豪華な小判風ですが、授与いただくにはひとつ300円。かなりリーズナブルで、さらに、御利益は「新年の福徳」とバリューもばっちりな感じです。

これは、家の神棚などに飾って拝み、1年たっても、お焚き上げの必要などはないそうで、ひとつから、はじめて毎年少しずつためてゆくものなのだそうです。
ふーんそうなんだ。
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少しずつ「福」を貯めつつ、「徳」も積んでいきなさいということですね。

この御利益の意味を、よーく考えてみるとかなりな深さ。
仮に「福」だけならぼんやり喜ぶとしても、そこに「徳」とつけられるとやや意味合いが変わってくるように思います。福は、運がよければ勝手にやって来てくれそうにも思いますが、徳は自ら積むものです。
なので、福&徳となれば、近くから大黒さまの小判に見守られつつ、毎日自ら努力せよってのが正しいところなんでしょうね。

というより、どんなお守りも実はもともとずっと前からそうゆうスタンスでいらっしゃる。
お守りがあればオッケーの他力本願ってわけじゃなく、「私をきっかけとして、努力してね」というもの。
これは、今年このようなブログを書いてみようかと思ったことをきっかけに、ずいぶん多くの縁日と縁起物のことを知り、そこで、学んだひとつの真実とでもいいましょうか。

いや、まだ、ややかすかな確信...なのではありますが、きっとたぶんそうゆうことではないかと思うのです。
by michiru-hibi1007 | 2011-12-18 10:21 | 小さなカミサマ・縁起物