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1日1つの「日本的!」な楽しみ


by michiru-hibi1007

カテゴリ:年中行事・祭・縁日( 29 )

師走の年中行事

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ああ、とうとう師走です。
一年が過ぎ行くのは本当に早いですね。
木枯らしもとっくに吹いたし、北のほうでは初雪もすでに。東京地方も、師走の声を聞いたら、ぐぐっと気温が下がって、外出には、手袋&マフラーが必要なぐらい。今年は...というかここのところは、例年(?)夏が長くて、まだ暑さの記憶が残っているだけに不思議です。ホカホカ温かいモノ でも食べて、今年のラストスパートを首尾よく乗り切りたいものです。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆事八日...12月8日→
c0205840_18495532.jpg江戸人たちは、12月8日と、あけて2月8日の両日を総称し「事八日」と呼んで、竹の先に笊籠(ざるかご)をくくり天高く掲げる行事などを行っていました。この日は、冬を挟んで、始まりと終わりのけじめをきっちりつける日の意味合いがあるんだとか。なんとなく復活して欲しい面白い行事です。

◆義士祭...12月14日→☆☆
c0205840_1850976.jpgこの日は、悲劇の四十七士の慰霊祭「義士祭」です。泉岳寺の境内には、四十七士の墓が仲良く並び、今日は、そこに墓参に訪れる人々やら、それを目当ての屋台やらで、普段静かな高輪の界隈が、信じられないぐらいの賑わい。そうして、ハイライトの「義士行列」を待つのです。

◆羽子板市と突羽根...12月17~19日→☆☆☆
c0205840_18502691.jpgc0205840_18503329.jpgかつて、年の瀬の今頃は、正月用品や縁起物の市が江戸東京の各地に立ち、それらはみんな「歳の市」と呼ばれました。羽子板市はその名残。もっぱら見るだけですが、この華やかさを堪能しなけりゃ、歳も無事暮れなという感じです。

◆納の観音...12月18日→◎◎
c0205840_1850469.jpg毎月18日は観音さまのご縁日。特に師走のそれは、一年の締めくくりの意味を込め「納めの観音」といわれ、併せて羽子板市が立つという事情もあって、いつも人出の多い境内は、さらに多くの参拝者で大混雑です。


◆一陽来復...12月21日→◎◎◎
c0205840_185192.jpg今日は太陽が出ている時間がもっとも短い1日冬至です。早稲田の穴八幡宮では、冬至の日からあけて節分の日までの間に「一陽来復守」を授与いただけます。早く入手すればするほど縁起が良いとも言われ、冬至の日の早朝、5時授与開始の時刻をめざし、まだ暗いうちから長い列ができるんだそうです

◆納めの不動...12月28日前後
毎月28日は、お不動様のご縁日。師走のご縁日は、やはり特別に「納めの不動」と呼んで、江戸東京各所のお不動様は、ひときわ大勢の参詣人でにぎわいます。それをあてにし、露天も多数。これも、かつての正月の飾り物や日用品の市の名残だそうです。

・成田不動尊→成田市ウェブサイトへ
・薬研堀不動尊→川崎大師ウェブサイトへ※薬研堀不動尊は川崎大師の別院です。
・深川不動尊→ウェブサイトへ

◆お正月の準備

◇煤払い→
c0205840_18443474.jpg「煤払い」は、新年に歳神サマを迎えるにあたっての重要な行事で、単に掃除するだけが目的ではありません。世が世であれば、師走の13日が江戸中を揚げての大掃除の日「煤払い」。江戸城の風習にならって、武家から町人にいたるまで、この日を前後して煤払いをしたのです。

◇松迎えと門松→◇◇
c0205840_18512438.jpgクリスマスを祝う習慣が無かった江戸時代、お正月の準備は師走13日の「煤払い」と門松用の松を切りに出かける「松迎え」で始まりました。「松迎え」は、来年の年男が来年もっとも縁起が良い方角=恵方へ出かけて松を切り出す風習。切った松はすぐに飾らず保存して、年末になって改めて門松に仕立てて飾ったそうです。

◇餅つき→◇◇◇
c0205840_18513696.jpgそろそろ、餅屋さんやお米屋さんの店頭に、お供え用の鏡餅が並びます。店の奥では、お正月用のお餅の扱いも始まって、そういえば、路地裏の空き地で杵と臼でお餅搗きする光景にも出くわす。なんとなく寿ぐ気分が増してくるころです。


◇注連飾り→
c0205840_18514812.jpg門松とともに、歳神サマの依代であるとか、あるいは、ヒトに災いをもたらす禍神(まがかみ)の家への侵入を防ぐお呪いとか言われるお正月の注連飾り。実は、地域によって様々な意匠と様式を持つということご存知でしたか?


◇買い物納め→☆☆
c0205840_1852030.jpgいよいよ年末の買物納め。東京の東は、上野から御徒町の山手線高架下に伸びる商店街「アメヤ横丁」が、もう人、人、人で大混雑。それでも、けしてはずせない、もはや東京の冬の大切な風物詩です。


◇おせちの準備→☆☆☆
c0205840_18521369.jpg黒豆、数の子、田作り...と縁起の良いご馳走をせっせと整える。今日は晦日、明日はいよいよ大晦日となれば、かつては、おせち料理の準備に余念なしといった日でしょうか。近ごろは、デパ地下や通販のおせち流行ではありますが、何も作らないのはやっぱり寂しい。


◆大晦日...12月31日→
c0205840_18522278.jpgとうとう大晦日を迎えました。紅白、年越し蕎麦に、除夜の鐘。いやまだ、お節料理の準備中とか...年が変わってゆく瞬間まで何かと忙しい一日です。そんなヒトの慌しさの隙を狙いすましたかのように、この日、関東一円の狐たちが密かに参集する場所があるんだそうですよ。
by michiru-hibi1007 | 2012-12-01 09:49 | 年中行事・祭・縁日

霜月の年中行事

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霜月の東京。
師走に先駆けなんとなく気分が急く感じがするのは、酉の市の立つ月だというのに大いに関係していると思います。
北風に吹かれつつ今年も熊手を求めて大鳥神社へ。往時ほどはにぎやかでないにしても、参道にはこのときばかりはと、さまざまな露天が軒を連ねます。そこから江戸由来の駄菓子、切山椒を買うのが決まり。
ぬくぬくと暖かな部屋で、ピリッと山椒が効いてほんのり甘い不思議な味を楽しんで、「ああ、今年ももうすぐ暮れてゆくかな」と、しみじみ思う季節になりました。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆東京時代まつり...11月3日→浅草観光連盟のサイトへ
浅草寺が創建された飛鳥時代から、平安、鎌倉、江戸、幕末、文明開化を経て東京となる現代まで、千年を超える悠久の歴史を、動く絵巻物...大行列にて再現するお祭り。一度は、見ておきたいお祭りです。

◆ふいご祭...11月7・8日→
c0205840_15322027.jpgJR神田駅の東に広がる「鍛冶町」の地名は、昔この界隈が鍛冶屋の町であったあかし。名だけ残して鍛冶屋は居なくなって久しいですが、まだまだ金物商人たちに守られ続けてきた祭りがあります。冬に似つかわしくも都会では珍しい火の祭り、ふいご祭です。


◆酉の市...11月8日(一の酉)、20日(二の酉)→☆☆  ☆☆☆
c0205840_15323956.jpgc0205840_15325062.jpg北風吹いて、スコーンと抜けた冬晴れのブルーを背景にちょうちんの群れ。日が沈めばそこに灯かりが入って、照らされるのはあでやか華やかな縁起物、飾り熊手です。11月の酉の日は、縁起物の熊手の市が立つ「酉の市」です。


◆ゐのこ祭...11月10日→
c0205840_1533359.jpg御徒町アメ横のど真ん中、不思議な佇まいの寺は徳大寺といい。そのご本尊は、さらに不思議なお姿の摩利支天(まりしてん)。もともとは、陽光を神格化したインドの民間信仰の神様で、のちに仏教の守護神となったんだそうです。摩利支天さんは、亥の日が縁日。そして、11月の初亥の日は、少し特別。「ゐのこ祭」の法要が執り行われます。


◆おりがみの日...11月11日→◎◎
c0205840_15331916.jpg折り紙は、辺の長さが、1:1:1:1の正方形。それを由来に、11月11日がおりがみの日になったんだそうです。多くの記念日同様ややこじつけの感濃厚ですが、この日は第一次世界大戦終結を由来とした世界平和記念日。そこに、「千羽鶴」に代表される折り紙の日を持ってきたと考えれば素敵なセンスですよね。


◆七五三...11月15日...◎◎◎
c0205840_15335140.jpg10月後半ぐらいから、神社の拝殿前やら鳥居前やらでは晴れ着で着飾った子どもたちの写真撮影が繰り広がって...。特に、秋の休日の神社の光景といったらもういつもこんな具合です。が、正式には、11月15日が七五三のお祝いの日。


◆菊祭り...11月中・下旬が見ごろ→
c0205840_15341075.jpg菊の節句は、9月ですが、東京は、11月に入って、やっと菊まつりの季節です。主だった神社や寺は、さまざま細工菊が並び艶やかな装いに。しかし、温暖化の影響もあるんでしょうか、毎年、見ごろの時期が後ろ倒しになってゆくようにも思います。

◇都内の主だった菊祭り
・湯島天神菊祭り/11月1日~23日
・すがも中山道菊まつり/11月6日~15日 巣鴨真性寺や高岩寺の境内などで開催
・亀戸天神菊祭り/10月21日~11月23日
・浅草寺浅草菊花展/10月16日~11月14日
・高幡不動尊菊まつり/10月27日~11月18日


◆新嘗祭(勤労感謝の日)...11月23日→◇◇
c0205840_15342686.jpg現在の国民の祝日の多くは、ルーツをたどれば古い歴史ある日。勤労感謝の日などは、かつては1年中でもっとも重要な一日で、日本人の生きる礎でもある穀物...その収穫祭ともいえる「新嘗祭」を由来としました。


◆千躰荒神さんの釜おこし...11月27日・28日→◇◇◇
c0205840_15343813.jpg江戸時代に周辺の農民が野菜を持ち寄り売っていたから付いた名だという青物横丁。このときばかりと、往時を偲ぶ露天がならぶのは、海運寺に祀られる「品川の荒神さん」のお祭りだからです。釜おこしはその日露天で売られる縁起物。台所にお供えしたあといただきます。


◆どぶろく祭...11月28日→小網神社(中央区)のサイトへ
ことし収穫した新米で作ったどぶろくを参拝者に振舞ったり、国指定無形民俗文化財の里神楽舞の奉納など。日本橋から程近い都会の真ん中で行われるのもいまや珍しい、五穀豊穣祈願の祭です。
by michiru-hibi1007 | 2012-11-01 14:30 | 年中行事・祭・縁日

神無月の年中行事

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とうとう神無月です。
今月は、カミサマ方がみな出雲に行かれて、巷にはカミサマがいらっしゃらなくなる。
暑さがぽっこり去って、ことっと涼しくなったり、日の出・日の入りも遅くなるから、ちょっと淋しさを感じるのかなぁ...と思っていましたが、もしかして、いつもあたりにいらっしゃるカミサマがお留守だからというのもあるのかな?
それでも秋の味覚はますます充実。秋の和菓子にゆっくりいれたお茶も似合う季節になりました。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆後の衣替え...10月1日→
c0205840_10363624.jpg温暖化の影響もあるし、まだまだ暑いしという事情もあって、衣装がシャッキリ一斉に変わることなくなんとなくこの日を通り過ぎてゆく現代ですが、それでも10月の声を聞くとウールが恋しくなるのが不思議です。


◆谷中・菊まつり...10月6・7日→☆☆
c0205840_1037973.jpg東京地方では、やっと本来の菊の季節を向かえ、各地で菊まつりが始まります。その最初が、谷中の菊まつり。いまでこそ、その規模は小さいですが、この界隈はかつて菊まつりが江戸東京随一に盛んだった場所。三崎坂を上がった大圓寺境内が会場です。


◆池上本願寺・御会式...10月12・13日→池上本願寺のサイトへ
◆雑司が谷鬼子母神 御会式...10月16日~18日→豊島区のサイトへ
本来は、各宗派の宗祖の命日にあわせて行われる祭りのことですが、御会式(おえしき)は、俳句の世界では秋の季語。つまり、日蓮さんのご命日にあわせて行われるのが江戸の時代からもっとも盛んだったってことでしょうか?池上本願寺でも雑司が谷でも美しい万灯が練り歩きます。


◆浅草寺・菊供養会と菊御守り...10月18日→☆☆☆
c0205840_10373289.jpgかつては、重陽の節句の行事。もちろん旧暦9月9日に行われていたそうですが、戦後は、観音様の縁日18日で旧暦9月9日にいちばん近い今日10月18日へと。「菊とっかえ」の供養とか、菊の葉っぱの意匠に、「観音経」の一節を書いた「菊之御守」とか。この日のみの縁起モノも興味深いですよ。


◆恵比寿祭 べったら市とべったら財布...10月21日...◎◎  
c0205840_10374353.jpgc0205840_10383349.jpg神無月でも、恵比寿さんひとりは所用が立て込み、出雲へは出向けません。何をされているかといえば、10月(あるいは旧暦に沿って11月)は、主に関東地方にてえびす講の主役です。


◆十三夜の月...10月27日→◇◇
c0205840_10402524.jpg旧暦9月の「十三夜の月」は「後の月」などとも呼ばれ、旧暦8月の十五夜の月「中秋の名月」とならぶ特別な月。かつては、十五夜に月見をしたら必ず十三夜にも月見をするものだといわれ、十五夜だけで終いにするのは「片身月」などといわれて嫌われていたそうですよ。
by michiru-hibi1007 | 2012-10-01 10:13 | 年中行事・祭・縁日

長月の年中行事

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残暑も9月に入ったとたん和らいだような...。
それは、日の暮れが早くなったからかもしれません。
長月は、どんどん秋が深まってゆく月。夏の記憶も新しいので、なんだかふとさびしいキブンにもなる季節です。
それでも秋の味覚はいろいろ、それらを楽しみつつ、月など愛でてゆっくり過ごしたい時期でもあります。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆重陽の節句...9月9日→
c0205840_15162453.jpg9月9日は、五節句の締めくくり「重陽の節句」です。菊のチカラで邪気を祓い健やかな長寿を祈る日と重要な1日なのですが、どうも他の節句に比べて、現代ではやや存在感が薄くなりがちなのが残念です。せめて菊を一輪愛でて。


◆二百十日...9月10日→☆☆
c0205840_15163998.jpg立春から数えて210日目の「二百十日」が暦日の雑節に定められた嵐がやってくる要注意日。この現代でも台風来襲の特異日です。近頃は、なんだか、真夏のさなかに台風がやってきちゃいましたが...。今年は、初夏に台風ってのもありましたね。


◆だらだら祭り 新生姜と千木箱(ちぎばこ)...9月11日~21日→☆☆☆
c0205840_15165166.jpgc0205840_15171887.jpg芝大神宮の秋祭りは長丁場。江戸時代から江戸随一、いやいや日本一長い祭りじゃないかといわれ、それがゆえんで「だらだら祭り」というらしい。新生姜と千木箱は、このお祭りの縁起物です。


◆菊被綿(きくきせわた)...9月8日~17日→◎◎
c0205840_15172927.jpg杉並区の大宮八幡宮の「菊被綿」は、平成11年に平成天皇の即位10周年をお祝いする意味で行われたのが始まり。しかし、平安時代の宮中で盛んに行われていたとされる、古くからある行事でもあります。巫女さんたちによって菊に「菊被綿」が乗せられて一晩。早朝、露をたたえた真綿を神前にそなえます。

◆秋祭り...9月中旬ごろぐらいから各神社にて...◎◎◎
c0205840_15174498.jpgゴールデンウイークのあとに夏祭りの季節があるように、お盆をつつがなく過ごせば、秋祭りの日々。夏が、これから来る疫病や災害の季節を前にした邪気・厄災祓いの祭りであれば、秋は、今年も無事実りの季節を迎えたという感謝の祭り、収穫祭の位置づけでしょうか。


◆月待ち ...9月の毎日→
c0205840_1518027.jpg毎日少しずつ満欠ける月に名前をつけて愛でて楽しむ。旧暦時代のひとびとには、そんな余裕がありました。ちなみに、今年は、8月31日が満月。9月に入って少しずつ欠けはじめ、新月、そして徐々に太って、9月30日の満月は中秋の名月です。


◆秋分の日...9月23日→◇◇
c0205840_15181089.jpg秋分の日は、春分の日同様、太陽が真東から出て真西に沈む。昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。仏教では今日がお彼岸の中日。春に続いて、あの世と俗世がいちばん近くなる日でもあって、おはぎを作ってご先祖様を思う日です。


◆招き猫の日...9月29日→◇◇◇
c0205840_15182248.jpg予想通りに、9=くる、2=ふ、9=くで「来る福」の語呂合わせにて、この日は、招き猫の日なんだそうです。招き猫に発祥に由来する深いエピソードを持つ日でないのが残念ですが、招き猫発祥の地&物語は探せばどんどん出てくるほど豊富。


◆中秋の名月...9月30日...
c0205840_15183414.jpg中秋の名月は、旧暦8月15日の満月のこと。今年はゆっくり9月の末です。数日前から、芒(すすき)や吾亦紅(われもこう)などをアレンジした月見用の花束が売られ、和菓子屋をのぞけば、月見団子がいちばん目立つところにおかれていましした。
by michiru-hibi1007 | 2012-09-01 14:33 | 年中行事・祭・縁日

葉月の年中行事と記念日

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まだまだ暑さ本番、冷たい果物や夏の和菓子が美味しい季節ですが、葉月は、月の上旬に「立秋」があり(今年は8月7日です)暦の上ではもう秋です。
そして行事のメインイベントは、旧暦で行うお盆の行事。東京地方は、7月に終えてしまいますが、多くは、旧暦盆でご先祖様をお迎えします。だからでしょうか、他の月に比べて極端なぐらい行事が少ないのも葉月の特徴。
...今年は暑すぎる東京ですからまあいいですか。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆お箸の日...8月4日→
c0205840_2150289.jpgc0205840_21512780.jpg8月4日の84→はしと、またもしっかり語呂合わせです。東京地方では、この日、赤坂・日枝神社で「箸感謝祭」が催され、人々は1年お世話になった箸を持参しお焚上げ。この暑さの中、ちょっと修行のようにも思える炎の行事でもあります。

◆今年は土用の二の丑はなし!→☆☆
c0205840_21501836.jpg今年は、夏の土用の期間に丑の日は1回。その日にうなぎをいただくのを逃し、まあ、二の丑があるからいいか...などと。ああ、すっかりはずしてしまいました。なので、昨年の記事を眺めて今年は我慢することとします。なんか、ここ数年、うなぎも高すぎですしね(笑)。


◆旧暦お盆(故郷のお盆)...迎え火/7月13日~送り火/16日
◆盆踊り...7月16日頃
帰省ラッシュがあろうとなんだろうと、やっぱりこのあたりで故郷に帰っておかなければと思うのは、日本人のDNAにでも何か刷り込みがあるんでしょうか?いやいや、盆棚をしつらえ、虫の音を聴きながら迎え火を焚き、せみの声を聴きながらのお墓参りに、そして、お寺のお盆法要。毎年めぐり来るそれが、とても大切なことに思えるからでしょうね。


◆地蔵盆 ...8月24日→☆☆☆
c0205840_21504464.jpg毎月24日は、お地蔵様の縁日。そして、旧暦のお盆に近い8月24日は「地蔵盆」と呼ばれ、特別な行事が執り行われます。...といっても、主に近畿地方で行われる行事でなぜか関東以北ではなじみが薄く、一度、体験したい行事という憧れの意味でここに紹介。


◆寅さんの日...8月27日→
c0205840_21505998.jpgわたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です...という口上で、寅さんがスクリーンに登場したのは、1969年(昭和44年)の8月27日。「男はつらいよ」の映画シリーズ第一作の公開日が、43年前のこの日でした。それを記念して、なんとこの日は寅さんの日なんだそうです。


◆聴蟲(むしきき)...8月28日→◎◎
c0205840_21511054.jpg上野の不忍池、王子の飛鳥山、谷中の道灌山。かつて、これらが虫聴き三大名所といわれ、『東都歳時記』によれば楽しむ時期は<夏の末秋の始より>と。しかし、現代にそんな風流な行事はありません。いや、あります!向島百花園では、創始者・佐原鞠塢(さはらきくう)の追善供養として虫聴き会が始まり、いまも続いておりました。
by michiru-hibi1007 | 2012-08-01 21:25 | 年中行事・祭・縁日

文月の年中行事と記念日

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本物の富士の山開きに併せ、東京の街でも富士塚の開山式が7月1日。同じ頃から、七夕飾りがあちらこちらの軒下で目に付き始め。...と思ったら、下町方面では、朝顔市が夏の朝を華やかに彩る。そしてそのまま浅草寺のほおずき市へ...。
文月は、こんな風に月初めから忙しく、そうこうしているうち、梅雨も行き、本格的な夏の到来です。
暑いのはやっかいですが、夏らしいお菓子や食べ物も多く、なんとなく楽しい日々。
それって、夏休みが近づく記憶...みたいなものともちょっと関係しているのでしょうか。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。


◆お山開きと水神様...6月30日・7月1日→
c0205840_1149257.jpg毎年7月1日は本物の富士山とともに、関東に広がる小さな富士山=富士塚も山を開きます。6月30日・7月1日は、江戸東京のお富士さんのお山開き。その主だったところでは、蛇を模した水神様の御守りも授与されます。


◆七夕...7月7日→☆☆
c0205840_11493122.jpg五節句のひとつである「七夕」は、現代ならば、短冊に願い事を書いて葉竹に飾り、梅雨の合間に晴れることを祈って「今年は織姫と彦星が出会えるといいねぇ」などと空を見上げたりするのが一般的。しかし、その由来をたどれば、日本古来の信仰と中国から伝来した風習が絡み合い、その成立の背景は非常に複雑でもあります。


◆朝顔市...7月6日~8日→☆☆☆
c0205840_11494460.jpg東京・台東区入谷の「朝顔市」は、狂歌師太田蜀山人が言ったとされる「恐れ入りやの鬼子母神」で知られる真源寺境内とその門前の言問い通りにて。そのかなり大きな通りの一角を通行止めにして、早朝6時ごろから、例年盛大な朝顔市が開かれます。


◆ほおずき市と雷除守...7月9・10日→☆☆☆☆☆☆☆☆☆
c0205840_1150081.jpgc0205840_11503249.jpg浅草寺の「四万六千日」とは、その名の通り、この日お参りすれば、4万6千日お参りしたのと同じご利益があるといわれます。お参りしたら、ほうずき市を眺め、この2日のみ授与の雷除け守を
いただきます。


◆草市...7月12日・13日→
c0205840_20505935.jpg東京のお盆は新暦盆。かつて江戸東京には、7月12日の夜から翌日にかけて、盂蘭盆に供える草花や飾り物などを売る市があったそうです。その市は、江戸時代がもっとも盛んで明治維新後数が減り、それでも昭和の初期ぐらいまであって、それを「草市」と呼んでいました。


◆お盆...迎え火/7月13日~送り火/16日→◎◎
c0205840_1151032.jpg寺町の界隈のお盆の景観のひとつが、寺の本堂入口に飾られる「切子燈籠」。木と和紙だけで作られたものですが、吹流しの部分に切絵が施されていたり意匠がさまざま。いつもはシンと静かな寺の境内を控えめな灯りで点し、13日の夜は、この燈籠とともに、家々の軒先で焚かれる迎え火が、ご先祖様を迎えます。


◆ひまわりの日...7月14日→◎◎◎
c0205840_11511288.jpg由来は、1977年のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられたから。その衛星の呼称は、もちろん植物の向日葵ということもあって、気象庁気象衛星センターのある東京・清瀬市では数年前から「ひまわりフェスティバル」なるものを開催。毎年、広大な農地に約10万本分のひまわりが花咲かせます。


◆盆踊り...7月16日頃→◎◎◎◎
c0205840_11513331.jpgご先祖様が里帰りされるお盆も、送り火を焚いて最終日。お別れもすんだその日は、ご先祖様をお送りする盆踊りです。まだ空気が涼しい早朝散歩で足を伸ばせば、ご近所の盆踊り会場にはもうしっかり櫓が立って、用意は万全。今宵はご町内の夏の一大イベントが始まります。


◆海の日...7月16日→
c0205840_11515372.jpgかつて、海の日は7月20日。由来は、明治天皇が、東北地方を巡幸された際、はじめて軍艦でない船に乗り、青森→函館と経由して横浜に無事到着した日だからなんだとか。それが、いつしか7月の第3月曜日となり今日に至るも、ともかく、日本は「世界の国々の中で『海の日』を国民の祝日としている唯一の国」です。


◆李(すもも)祭と烏団扇...7月20日→◇◇◇◇◇

c0205840_115264.jpgc0205840_11521797.jpgオオクニヌシのミコトをお祀りして約1900年。ずっと、武蔵国を守ってきた大國魂神社のこの日は「李(すもも)祭」。参道には、李売りの露店が並び、甘い香りがあたりに漂います。今日しか授与されない「からす団扇」にも人気ある縁起物。


◆夏休みはじまる...7月21日→◇◇◇◇
c0205840_11523181.jpg今日から、学校は夏休み。学校を卒業してずいぶんたつのに、毎年、今日の朝になるとカレンダーを眺めて夏休みのことを思い出します。学校時代の今日は、無限にあるような自由の日々を抱きしめた一日。宿題もあるけれど、とりあえず夏休みの終わりは遥かかなたにあって、「そんなものはどおにでもなる!」と気が大きくなったものです。


◆かき氷の日...7月25日→
c0205840_11524370.jpgかき氷の別称「夏氷」を持ち出して、「な(=7)つ(=2)ご(=5)おり」って、ただの語呂合では?...と思ったら、それだけではなく、1933年のこの日、山形市で日本最高気温40.8度を記録したことなどにもちなむ記念日。暑いに日は、やっぱり、かき氷を食べて涼をとりましようよということでしょうか。ですね。


◆スイカの日...7月27日→☆☆
c0205840_11525333.jpgグリーンに黒の縞々模様のあのスイカ。その縞模様を網に見立てて「つ=2、な=7」で27日...とこちらこそは語呂合わせのみ。しかもちょっと微妙(笑)。それでも、暑い陽射し日がづづき、世間は学校の夏休みにも突入。夏も本番中の本番を迎えて「スイカの日」というのも、なかなかによいセレクションかもしれません。
by michiru-hibi1007 | 2012-07-01 00:00 | 年中行事・祭・縁日

水無月の縁日・年中行事

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今年は、雷雨やら竜巻やら、爽やかな初夏もあったんだかなかったんだか...という感じで、ハッと気づけばもう外気は少し湿気を含んで、もう完全に季節は真夏方面に移行しているようです。
6月は、「和菓子の日」、「浅草寺の百味供養」、そして夏越の祓えに由来ある和菓子「水無月」と、行事を一覧してみて、なんだかお菓子がらみの日が多いのが意外で面白いところでしょうか。
そうそう、昔のようにガラッと!というわけではないのがやや残念ながら、学生やおまわりさん、駅員さんたちも制服も6月を境にファジーに変化します。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が、よろしかったらそちらもどうぞ。


◆衣更え...6月1日→
c0205840_2192863.jpg昭和初期の映画やドラマでは、女学生のセーラー服からおまわりさんまで、制服を纏っているひとの服装はいっせいに黒から白へ。
平成の現代は臨機応変。なので、シャッキリ一斉に変わることなくちょっと残念。だから、あえてこの日まで待って冬の衣類をしまい、夏物を出し、わざわざ衣更えを実感したりします。


◆路地の日...6月2日→☆☆
c0205840_219489.jpg「六=ろ、二=じ」なので6月2日は路地の日なんだそうです。ああ、完璧なる語呂合わせ。でも、記念される対象が「路地」なのは、なかなかに目の付け所が良く、このすばらしい日を作ったのは、長野県下諏訪町なんですって。一度その街の路地を歩きたいものです。


◆時の記念日...6月10日→☆☆☆
c0205840_21101179.jpg時の記念日の由来は、はるか昔の『日本書紀』が語る時代までさかのぼり、天智天皇十年の四月辛卯条。つまり旧暦4月25日だそうで、今の暦に直すと、671年6月10日だから。ずいぶん古く由緒ある由来をもった日なんです。


◆入梅...6月10日→☆☆☆☆
c0205840_21102433.jpg暦の上での梅雨入り=「入梅」は、立春から数えて127日目の今日。かつては、この日を田植えの目安のひとつとしました。さて、今年の気象的な入梅は、いつぐらいになるでしょうか?
ちなみに、昨年は5月27日でしたよ。


◆和菓子の日...6月16日→
c0205840_21103678.jpg時は平安時代。嘉祥元年(848年)の6月16日、任明天皇は、日本に蔓延していた疫病のを鎮めようと、神前に16日にちなんで16個の菓子を供えて厄除けを祈願しました。「和菓子の日」はそんな故事を由来した記念日で、東京赤坂の日枝神社では「山王嘉祥祭」として、嘉祥の儀が執り行われます。一般の参列も可能。


◆百味供養会...6月18日→◎◎
c0205840_21105086.jpg毎月、18日は観音様の縁日ですが、6月は、「百味供養会」が行われるさらに特別な日でもあります。「百味供養会」は、普段私たちを見守ってくださる観音さまへの感謝の意味を込めておこなわれる行事。山海の珍味に模したお菓子を百味と見立ててお供えし、感謝の法要を営みます。


◆桜桃忌...6月19日→◎◎◎
c0205840_2111262.jpg桜桃「忌」とか言ってはいるけれど、今日6月19日は太宰治の誕生日です。太宰治は、1909年6月19日に生まれ、1948年6月13日に愛人・山崎富栄と玉川上水にて入水自殺を遂げます。遺体が見つかったのが6月19日なので、生前をしのぶ日はその日と決められ、死の直前に書いた短編小説「桜桃」にちなみ「桜桃忌」と名づけられました。

  
◆お富士さんの植木市...5月26日、27日、6月30日、7月1日→◎◎◎◎
c0205840_21111987.jpg浅草の観音様の裏手から北に少しいったところにある浅草浅間神社は「浅草富士」と呼ばれる、富士信仰ゆかりの神社。あたりより一段高いところに設けられた神社そのものを富士山にみたて7月1日に山開きの行事が行われます。その縁日の露天市が、5月と6月(今年は7月1日にも)の最終週末に行われる、お富士さんの植木市です。


◆夏越の祓い...6月30日→
c0205840_21113294.jpg6月の終わりの日は「夏越の祓い」の日。神社の拝殿前には大きな「茅の輪」がしつらえられ、そこを作法にのっとりくぐる「茅の輪くぐり」とか、「形代」という紙でつくった人形にヒトの穢れを移し水に流すとか。そんな行事が執り行われます。まずは半年の穢れを落としカミサマに感謝するために「茅の輪くぐり」をいたしましょうか。
by michiru-hibi1007 | 2012-06-01 09:33 | 年中行事・祭・縁日

皐月の年中行事・記念日

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ふと気がつけば、日の出は早く、日暮れは遅く...一日がずいぶんと長くなったことに驚かされます。街を、そぞろ歩けば、陽射しは存外に強く汗ばむ日々。
つい半月ほど前には、まだ柔らかい黄緑色で初々しさを纏っていた木々も、もうすっかり深い緑に染まっていました。和菓子やのウインドウに並ぶ、季節の和菓子も、柏餅やら粽やら、緑色で包まれたもので、そういえば、キリッと爽やかなたたずまい。
皐月は、日常のそこここにはらむ夏を探して楽しむ季節でもあります。

ということで、今月の年中行事と記念日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。


◆八十八夜...5月1日→☆c0205840_1984836.jpg
八十八夜は、立春を第1日目として数えて88日目。これは、日本の気候に配慮してつくられたメイドインニッポンの「雑節」という暦日のひとつです。
この日がきたら、茶畑では茶摘が、一般的には、農家での種まきの始まり。そして、八十八夜より四日後は夏の始まりである立夏です。ああ、季節の巡るのはなんと早いことでしょうか。


◆憲法記念日...5月3日→☆☆  
c0205840_1991280.jpg私たち日本人が寄って立つ、もっとも大切な法律「日本国憲法」。
なのに、なんだかなじみが無くて、日々一行も読むことなく暮らしがちな私たちニッポン人です。せっかくの記念日ですから、たとえば、長い休みの1日だけでも、手にとって読んでみると決めるのはいかがでしょうか?


◆清正公祭...5月4日・5日→☆☆☆
c0205840_19104841.jpg白金の五月祭・清正公大祭は、その名のとおり、秀吉の家臣として活躍した武将・加籐清正公にちなんだもの。いつもは閑静な境内の内外に、長く連なる露店に参拝者で賑わい、通称「清正公様(おしょうこさま)」の人気振りがうかがわれます。祭期中にしか授与されない、真鯉に緋鯉が矢車つきの竿に泳ぐ「開運出世鯉」も端午の節句にふさわしく洗練された意匠の縁起物。


◆端午の節句...5月5日→☆☆☆☆
c0205840_1912456.jpg江戸時代のことを調べれば、端午の節句となれば、空には、高々と鯉の意匠の「幟」やら「吹流し」やら...。東京の空は、ビルで囲まれ狭くなり、鯉たちには厳しい環境となりました。...なんて思いつつ、仰ぎ見れば、屋上やらアパートのベランダやらに、けっこう悠々泳ぐ鯉のぼりたち。それはそれでけっこうオツな光景でもあります。


◆亀戸天神の藤まつり...4月21日~5月6日→◎
c0205840_19121916.jpg薄い紫色の花が房状にたっぷり咲いて、4月の下旬ごろから開花を始めた藤もそろそろ最後の見ごろを迎えています。亀戸天神には、そんな藤棚があちらにもこちらにも。鳥居をくぐって境内に入り、正面の太鼓橋に上がって眺めれば、あたりは一面の藤の海です。


◆夏祭り→◎◎
c0205840_19123991.jpgゴールデンウイークが終わっても、東京の下町は落ち着けません。いよいよ夏祭りの季節到来でかえってヒートアップ。祭りは、まず下谷神社が先鞭を付け、浅草三社祭で最高潮。その後も、小野照崎神社、湯島と上野五條の天神さん...と、けっきょく、5月いっぱい、いや6月までも、東・東京のいづれかの町並みで、いつも神輿を担ぐはっぴ姿を追うことになります。

下谷神社例大祭...5月11~13日
三社祭...5月17日~20日
小野照崎神社...5月18日~20日
湯島天神祭...5月25日~27日
上野五條天神祭...5月25日


◆神田明神祭...5月→◎◎◎
c0205840_19125742.jpg神田明神の大祭・神田祭は、かつて、「神輿渡御祭」と呼ばれ、豪奢に飾り立てられた山車が連なり、江戸市中を練り歩くのが祭りのクライマックス。当時は、将軍家の産土神である日吉山王権現(現在の日枝神社)ともに、天下祭とも呼ばれ江戸城内に山車を入れることを許され将軍の上覧を配しました。その面影を今に残す、大祭は隔年、今年は影祭ですが一応。

  
◆百人一首の日...5月27日→◎◎◎◎
c0205840_19132328.jpg「百人一首」は、鎌倉時代は1236年の今日、歌人の藤原定家によって選定されました。和歌は、大化の改新の中心人物・天智天皇から鎌倉時代の順徳天皇(順徳院)によるものまで、約600年の間に詠まれた中で優れたものを歌人一人一首ずつ選んで構成されたもので、正式な和歌の並びも時代順。歌カルタを覚えてしまえば、ちょっと日本史に強くなります。


◆卯月八日...今年は、5月28日→◇
c0205840_19134055.jpg旧暦4月8日、卯月八日は、農業暦的に重要ないち日。かつては、この日を「山の神の祭日」として農家は田畑に入って働くことを忌み、高い山に登って花見をしたり海のほうをながめたり、飲食などもして、山のカミサマを里に迎える行事を営んだそうです。
by michiru-hibi1007 | 2012-05-01 07:00 | 年中行事・祭・縁日

弥生の年中行事・縁日

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弥生は、上巳の節供に始まって、まずは、雛人形に、雛あられとか金華糖とか...。そうしているうちうらうらと暖かさが増して、やってくるのは花咲く季節。となれば、桜の開花を様々追って忙しい。
思えば、3月というのは、1年中でいちばん希望に満ちて華やかな日々。
大切に過ごしたい春です。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が、よろしかったらそちらもどうぞ。

◆上巳の節供・雛祭...3月3日→☆
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住宅事情のせいなのか、3月が近づくと、小学校とか公民館、図書館などなど、公共施設にお雛壇というのが珍しくなくなりました。せっかくですので、お内裏様から順に、どんな構成になっているのか、それをきちんと知るのも一興かと。

◆深大寺のだるま市...3月3日、4日→☆☆c0205840_14504666.jpg

関東近郊では、いちばんおそいだるま市。だるまを求め、特設された開眼所まで持ってゆけば、深大寺のお坊さまじきじきに目入れをしていただけます。しかも、点睛されるのは、左目に「梵字の阿字」。これは非常に珍しいように思えます。同日、行われるお練行列も必見。

◆八幡様の初卯祭...3月初の卯の日で、ことしは丁卯の日の3月7日→☆☆☆
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「八幡様のお誕生日が卯の日であった」ことをよりどころに行われる初卯祭。川崎市白幡八幡大神の初卯祭には、こうして鳥居に大きな蛇が飾られます。そして、2月初の卯の日、今年は癸卯の日の2月12日には、 葛飾八幡宮でも初卯祭が行われたようです。

◆消防記念日...3月7日→☆☆☆☆ c0205840_1452812.jpg  
        
由来は、消防の自治を認めた「消防組織法」施行が1948年3月7日だから。で、消防の自治といえば、思い出すのは、江戸の火消しのことだったりもします。江戸のいい男の代表は「与力・力士に火消しの頭」といわれたんだそうですよ。現代だって、その装束は、いなせで、甚だしくかっこいい。

◆旧暦の涅槃会...旧暦2月15日、今年は3月7日→◎c0205840_14522474.jpg

東京地方では、仏教行事が中心の涅槃会。しかし、全国規模で見渡せば、「釈迦の鼻糞」と呼ばれるあられ餅や「やしょうま」と呼ばれる餅などと、各種供物が授与されて、民間信仰的な色彩も豊かです。特に、信州地方で涅槃会に供える「やしょうま餅」は、この時期の風物詩的な扱いのようですよ。

◆「古事記」が完成した日...3月9日→◎◎
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約1300年前の今日、旧暦ならば、712年(和銅5)年1月28日に、「古事記」が完成、太安万侶によって元明天皇に献上されました。成り立ちの意図から言えば、これが、日本でもっとも古い歴史書の誕生でしたが、現代人が紐解けば、奇想天外。スペクタクル満載の面白さです。

◆東京都平和の日...3月10日→◎◎◎
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しだれ柳が芽吹き始めた春の日だというのに、東京地方は、突然、強い冬型の気圧配置に覆われて、強い空っ風が吹きだしました。その気象条件も被害を未曾有卯のものにしてしまった。
1945年3月10日は、忘れてはならない東京大空襲の日です。

◆道後温泉祭り...3月19日から21日→◎◎◎◎
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遠い四国のお祭りだというのに、お彼岸がちかづけば条件反射的に思い出してしまうのは、やっぱり、夏目漱石の「坊ちゃん」によるところが大きい。子供の頃から何度読んだか解らないぐらいの一冊を、その祭りを思って紐解いています。

◆春分の日...3月20日→◇
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春分の日は、太陽が真東から出て真西に沈む。そして、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。仏教の教えでは、太陽が沈む真西に、阿弥陀さまが住む極楽浄土があって、そこには祖先の霊が安らかに暮らしている。その「彼岸」にいるあの人この人を思いつつ、不恰好な牡丹餅を作ります。

◆上野動物園開園記念日...3月20日...◇◇
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上野の動物園の開園は1882年(明治15年)の3月20日。この日はそれを祝って、毎年、無料開放されるのですが、昨年は、地震の影響から長く閉園となりました。...寂しい春だと、そんなこともココロを少し砕きます。今年は、きっと賑やかな記念日であることでしょう。これからも、きっと、ずっと。

◆神忌祭...3月25日→◇◇◇
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2月25日は菅原道真公の命日。亀戸天神では、先月の新暦のこの日は「菜種御供」という行事が執り行われました。そして、旧暦の2月25日道真公の命日に近い今日も、もうひとつの供養祭事「神忌祭」が行われます。
by michiru-hibi1007 | 2012-03-01 23:57 | 年中行事・祭・縁日

如月の年中行事・縁日

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2月もまじかになれば、和菓子舗のショウウインドウを飾るのは、様々な節分和菓子
その意匠をひろってあるく和菓子のウインドウショッピングも楽しいものです。
ということで、今月の年中行事と縁日です。
☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆福豆→☆
c0205840_21333555.jpg節分の夜にまく豆「福豆」は、節分の日よりも前に炒って、しばらく神さまにお供えしておくというのが作法なんだそうです。だからか、各神社ではずいぶん前から福豆の授与がはじまっていました。



◆節分祭...2月3日→☆☆
c0205840_21342232.jpg節分祭は、初春の一大イベント...でもあるようで、豆まき以外にも、神社のご祭神と由来をもとにざまざま工夫を凝らした催しが見られます。



◆初午祭の凧市...2月3日、15日、27日→☆☆☆
c0205840_21361618.jpg2月、最初の午の日は、お稲荷さんのご縁日である初午祭。かつて稲荷ブームともいえた江戸の町では、この日の賑わいはそうとうなものだったとか。王子稲荷神社には、2月午の日凧市がたち、火防の凧が授与されます。ことしは三の午まで。   


◆針供養...2月8日→◎
c0205840_21371441.jpg今日は、折針、古針を持って浅草寺の淡島堂へ。それを、豆腐にさして供養します。いつも静かな境内の賑わい振りにも驚いて、巨大なお豆腐にもまたびっくり。



◆建国記念の日...2月11日→◎◎
c0205840_21385042.jpg紐解いてゆけば、ちょっとはっきりしない建国記念日の由来。かつては、きな臭いことにも使われて、ぼんやり休むだけでなく、きちんと知っておきたいこの日のこと...と思います。



◆涅槃会...2月15日→◎◎◎
c0205840_21391580.jpg2月15日は、お釈迦様が80歳で入滅された日...つまりご命日。東京ならば、芝の増上寺とか浅草・浅草寺とかでは、所蔵の涅槃図を境内に麗々しく飾り、特別な法要も行われます。



◆初午祭の地口行灯...2月15日→◇
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今はあまり目にすることは無いけれど、お稲荷さんのご縁日、初午祭には地口行灯を掲げてお祝いをした。
そこに描かれているのは、言葉遊びと変なイラスト。もう、ほとんど駄洒落の世界です。



◆富士山の日...2月23日→◇◇
c0205840_21431524.jpg二=ふ、二=じ、三=さんと完全な語呂合わせですが、2月23日は「富士山の日」。葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」のうち、江戸から見た富士山の絵は18図ですが、とにかく、江戸の町というのは、天候に恵まれさえすれば、いつでも富士山に出会えたんだなぁとうらやましい。
もう、東京から見える富士山はごくごく少なくなりました。



◆天神様の菜種御供...2月25日→◇◇◇
c0205840_2144189.jpg2月25日は菅原道真公の命日。亀戸天神では、今日を命日として、「菜種御供」という神事が執り行われます。
天神様といえば梅。そこに春の菜の花、そして亀戸の藤...と、なんと美しいものに縁深いカミサマであることでしょうか。
by michiru-hibi1007 | 2012-02-01 22:59 | 年中行事・祭・縁日