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1日1つの「日本的!」な楽しみ


by michiru-hibi1007
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長月の年中行事

長月の年中行事_c0205840_1572146.jpg

残暑も9月に入ったとたん和らいだような...。
それは、日の暮れが早くなったからかもしれません。
長月は、どんどん秋が深まってゆく月。夏の記憶も新しいので、なんだかふとさびしいキブンにもなる季節です。
それでも秋の味覚はいろいろ、それらを楽しみつつ、月など愛でてゆっくり過ごしたい時期でもあります。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆重陽の節句...9月9日→
長月の年中行事_c0205840_15162453.jpg9月9日は、五節句の締めくくり「重陽の節句」です。菊のチカラで邪気を祓い健やかな長寿を祈る日と重要な1日なのですが、どうも他の節句に比べて、現代ではやや存在感が薄くなりがちなのが残念です。せめて菊を一輪愛でて。


◆二百十日...9月10日→☆☆
長月の年中行事_c0205840_15163998.jpg立春から数えて210日目の「二百十日」が暦日の雑節に定められた嵐がやってくる要注意日。この現代でも台風来襲の特異日です。近頃は、なんだか、真夏のさなかに台風がやってきちゃいましたが...。今年は、初夏に台風ってのもありましたね。


◆だらだら祭り 新生姜と千木箱(ちぎばこ)...9月11日~21日→☆☆☆
長月の年中行事_c0205840_15165166.jpg長月の年中行事_c0205840_15171887.jpg芝大神宮の秋祭りは長丁場。江戸時代から江戸随一、いやいや日本一長い祭りじゃないかといわれ、それがゆえんで「だらだら祭り」というらしい。新生姜と千木箱は、このお祭りの縁起物です。


◆菊被綿(きくきせわた)...9月8日~17日→◎◎
長月の年中行事_c0205840_15172927.jpg杉並区の大宮八幡宮の「菊被綿」は、平成11年に平成天皇の即位10周年をお祝いする意味で行われたのが始まり。しかし、平安時代の宮中で盛んに行われていたとされる、古くからある行事でもあります。巫女さんたちによって菊に「菊被綿」が乗せられて一晩。早朝、露をたたえた真綿を神前にそなえます。

◆秋祭り...9月中旬ごろぐらいから各神社にて...◎◎◎
長月の年中行事_c0205840_15174498.jpgゴールデンウイークのあとに夏祭りの季節があるように、お盆をつつがなく過ごせば、秋祭りの日々。夏が、これから来る疫病や災害の季節を前にした邪気・厄災祓いの祭りであれば、秋は、今年も無事実りの季節を迎えたという感謝の祭り、収穫祭の位置づけでしょうか。


◆月待ち ...9月の毎日→
長月の年中行事_c0205840_1518027.jpg毎日少しずつ満欠ける月に名前をつけて愛でて楽しむ。旧暦時代のひとびとには、そんな余裕がありました。ちなみに、今年は、8月31日が満月。9月に入って少しずつ欠けはじめ、新月、そして徐々に太って、9月30日の満月は中秋の名月です。


◆秋分の日...9月23日→◇◇
長月の年中行事_c0205840_15181089.jpg秋分の日は、春分の日同様、太陽が真東から出て真西に沈む。昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。仏教では今日がお彼岸の中日。春に続いて、あの世と俗世がいちばん近くなる日でもあって、おはぎを作ってご先祖様を思う日です。


◆招き猫の日...9月29日→◇◇◇
長月の年中行事_c0205840_15182248.jpg予想通りに、9=くる、2=ふ、9=くで「来る福」の語呂合わせにて、この日は、招き猫の日なんだそうです。招き猫に発祥に由来する深いエピソードを持つ日でないのが残念ですが、招き猫発祥の地&物語は探せばどんどん出てくるほど豊富。


◆中秋の名月...9月30日...
長月の年中行事_c0205840_15183414.jpg中秋の名月は、旧暦8月15日の満月のこと。今年はゆっくり9月の末です。数日前から、芒(すすき)や吾亦紅(われもこう)などをアレンジした月見用の花束が売られ、和菓子屋をのぞけば、月見団子がいちばん目立つところにおかれていましした。
# by michiru-hibi1007 | 2012-09-01 14:33 | 年中行事

葉月の年中行事と記念日

葉月の年中行事と記念日_c0205840_214992.jpg

まだまだ暑さ本番、冷たい果物や夏の和菓子が美味しい季節ですが、葉月は、月の上旬に「立秋」があり(今年は8月7日です)暦の上ではもう秋です。
そして行事のメインイベントは、旧暦で行うお盆の行事。東京地方は、7月に終えてしまいますが、多くは、旧暦盆でご先祖様をお迎えします。だからでしょうか、他の月に比べて極端なぐらい行事が少ないのも葉月の特徴。
...今年は暑すぎる東京ですからまあいいですか。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。

◆お箸の日...8月4日→
葉月の年中行事と記念日_c0205840_2150289.jpg葉月の年中行事と記念日_c0205840_21512780.jpg8月4日の84→はしと、またもしっかり語呂合わせです。東京地方では、この日、赤坂・日枝神社で「箸感謝祭」が催され、人々は1年お世話になった箸を持参しお焚上げ。この暑さの中、ちょっと修行のようにも思える炎の行事でもあります。

◆今年は土用の二の丑はなし!→☆☆
葉月の年中行事と記念日_c0205840_21501836.jpg今年は、夏の土用の期間に丑の日は1回。その日にうなぎをいただくのを逃し、まあ、二の丑があるからいいか...などと。ああ、すっかりはずしてしまいました。なので、昨年の記事を眺めて今年は我慢することとします。なんか、ここ数年、うなぎも高すぎですしね(笑)。


◆旧暦お盆(故郷のお盆)...迎え火/7月13日~送り火/16日
◆盆踊り...7月16日頃
帰省ラッシュがあろうとなんだろうと、やっぱりこのあたりで故郷に帰っておかなければと思うのは、日本人のDNAにでも何か刷り込みがあるんでしょうか?いやいや、盆棚をしつらえ、虫の音を聴きながら迎え火を焚き、せみの声を聴きながらのお墓参りに、そして、お寺のお盆法要。毎年めぐり来るそれが、とても大切なことに思えるからでしょうね。


◆地蔵盆 ...8月24日→☆☆☆
葉月の年中行事と記念日_c0205840_21504464.jpg毎月24日は、お地蔵様の縁日。そして、旧暦のお盆に近い8月24日は「地蔵盆」と呼ばれ、特別な行事が執り行われます。...といっても、主に近畿地方で行われる行事でなぜか関東以北ではなじみが薄く、一度、体験したい行事という憧れの意味でここに紹介。


◆寅さんの日...8月27日→
葉月の年中行事と記念日_c0205840_21505998.jpgわたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です...という口上で、寅さんがスクリーンに登場したのは、1969年(昭和44年)の8月27日。「男はつらいよ」の映画シリーズ第一作の公開日が、43年前のこの日でした。それを記念して、なんとこの日は寅さんの日なんだそうです。


◆聴蟲(むしきき)...8月28日→◎◎
葉月の年中行事と記念日_c0205840_21511054.jpg上野の不忍池、王子の飛鳥山、谷中の道灌山。かつて、これらが虫聴き三大名所といわれ、『東都歳時記』によれば楽しむ時期は<夏の末秋の始より>と。しかし、現代にそんな風流な行事はありません。いや、あります!向島百花園では、創始者・佐原鞠塢(さはらきくう)の追善供養として虫聴き会が始まり、いまも続いておりました。
# by michiru-hibi1007 | 2012-08-01 21:25 | 年中行事

文月の年中行事と記念日

文月の年中行事と記念日_c0205840_11393752.jpg

本物の富士の山開きに併せ、東京の街でも富士塚の開山式が7月1日。同じ頃から、七夕飾りがあちらこちらの軒下で目に付き始め。...と思ったら、下町方面では、朝顔市が夏の朝を華やかに彩る。そしてそのまま浅草寺のほおずき市へ...。
文月は、こんな風に月初めから忙しく、そうこうしているうち、梅雨も行き、本格的な夏の到来です。
暑いのはやっかいですが、夏らしいお菓子や食べ物も多く、なんとなく楽しい日々。
それって、夏休みが近づく記憶...みたいなものともちょっと関係しているのでしょうか。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。


◆お山開きと水神様...6月30日・7月1日→
文月の年中行事と記念日_c0205840_1149257.jpg毎年7月1日は本物の富士山とともに、関東に広がる小さな富士山=富士塚も山を開きます。6月30日・7月1日は、江戸東京のお富士さんのお山開き。その主だったところでは、蛇を模した水神様の御守りも授与されます。


◆七夕...7月7日→☆☆
文月の年中行事と記念日_c0205840_11493122.jpg五節句のひとつである「七夕」は、現代ならば、短冊に願い事を書いて葉竹に飾り、梅雨の合間に晴れることを祈って「今年は織姫と彦星が出会えるといいねぇ」などと空を見上げたりするのが一般的。しかし、その由来をたどれば、日本古来の信仰と中国から伝来した風習が絡み合い、その成立の背景は非常に複雑でもあります。


◆朝顔市...7月6日~8日→☆☆☆
文月の年中行事と記念日_c0205840_11494460.jpg東京・台東区入谷の「朝顔市」は、狂歌師太田蜀山人が言ったとされる「恐れ入りやの鬼子母神」で知られる真源寺境内とその門前の言問い通りにて。そのかなり大きな通りの一角を通行止めにして、早朝6時ごろから、例年盛大な朝顔市が開かれます。


◆ほおずき市と雷除守...7月9・10日→☆☆☆☆☆☆☆☆☆
文月の年中行事と記念日_c0205840_1150081.jpg文月の年中行事と記念日_c0205840_11503249.jpg浅草寺の「四万六千日」とは、その名の通り、この日お参りすれば、4万6千日お参りしたのと同じご利益があるといわれます。お参りしたら、ほうずき市を眺め、この2日のみ授与の雷除け守を
いただきます。


◆草市...7月12日・13日→
文月の年中行事と記念日_c0205840_20505935.jpg東京のお盆は新暦盆。かつて江戸東京には、7月12日の夜から翌日にかけて、盂蘭盆に供える草花や飾り物などを売る市があったそうです。その市は、江戸時代がもっとも盛んで明治維新後数が減り、それでも昭和の初期ぐらいまであって、それを「草市」と呼んでいました。


◆お盆...迎え火/7月13日~送り火/16日→◎◎
文月の年中行事と記念日_c0205840_1151032.jpg寺町の界隈のお盆の景観のひとつが、寺の本堂入口に飾られる「切子燈籠」。木と和紙だけで作られたものですが、吹流しの部分に切絵が施されていたり意匠がさまざま。いつもはシンと静かな寺の境内を控えめな灯りで点し、13日の夜は、この燈籠とともに、家々の軒先で焚かれる迎え火が、ご先祖様を迎えます。


◆ひまわりの日...7月14日→◎◎◎
文月の年中行事と記念日_c0205840_11511288.jpg由来は、1977年のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられたから。その衛星の呼称は、もちろん植物の向日葵ということもあって、気象庁気象衛星センターのある東京・清瀬市では数年前から「ひまわりフェスティバル」なるものを開催。毎年、広大な農地に約10万本分のひまわりが花咲かせます。


◆盆踊り...7月16日頃→◎◎◎◎
文月の年中行事と記念日_c0205840_11513331.jpgご先祖様が里帰りされるお盆も、送り火を焚いて最終日。お別れもすんだその日は、ご先祖様をお送りする盆踊りです。まだ空気が涼しい早朝散歩で足を伸ばせば、ご近所の盆踊り会場にはもうしっかり櫓が立って、用意は万全。今宵はご町内の夏の一大イベントが始まります。


◆海の日...7月16日→
文月の年中行事と記念日_c0205840_11515372.jpgかつて、海の日は7月20日。由来は、明治天皇が、東北地方を巡幸された際、はじめて軍艦でない船に乗り、青森→函館と経由して横浜に無事到着した日だからなんだとか。それが、いつしか7月の第3月曜日となり今日に至るも、ともかく、日本は「世界の国々の中で『海の日』を国民の祝日としている唯一の国」です。


◆李(すもも)祭と烏団扇...7月20日→◇◇◇◇◇

文月の年中行事と記念日_c0205840_115264.jpg文月の年中行事と記念日_c0205840_11521797.jpgオオクニヌシのミコトをお祀りして約1900年。ずっと、武蔵国を守ってきた大國魂神社のこの日は「李(すもも)祭」。参道には、李売りの露店が並び、甘い香りがあたりに漂います。今日しか授与されない「からす団扇」にも人気ある縁起物。


◆夏休みはじまる...7月21日→◇◇◇◇
文月の年中行事と記念日_c0205840_11523181.jpg今日から、学校は夏休み。学校を卒業してずいぶんたつのに、毎年、今日の朝になるとカレンダーを眺めて夏休みのことを思い出します。学校時代の今日は、無限にあるような自由の日々を抱きしめた一日。宿題もあるけれど、とりあえず夏休みの終わりは遥かかなたにあって、「そんなものはどおにでもなる!」と気が大きくなったものです。


◆かき氷の日...7月25日→
文月の年中行事と記念日_c0205840_11524370.jpgかき氷の別称「夏氷」を持ち出して、「な(=7)つ(=2)ご(=5)おり」って、ただの語呂合では?...と思ったら、それだけではなく、1933年のこの日、山形市で日本最高気温40.8度を記録したことなどにもちなむ記念日。暑いに日は、やっぱり、かき氷を食べて涼をとりましようよということでしょうか。ですね。


◆スイカの日...7月27日→☆☆
文月の年中行事と記念日_c0205840_11525333.jpgグリーンに黒の縞々模様のあのスイカ。その縞模様を網に見立てて「つ=2、な=7」で27日...とこちらこそは語呂合わせのみ。しかもちょっと微妙(笑)。それでも、暑い陽射し日がづづき、世間は学校の夏休みにも突入。夏も本番中の本番を迎えて「スイカの日」というのも、なかなかによいセレクションかもしれません。
# by michiru-hibi1007 | 2012-07-01 00:00 | 年中行事

水無月の縁日・年中行事

水無月の縁日・年中行事_c0205840_2183780.jpg

今年は、雷雨やら竜巻やら、爽やかな初夏もあったんだかなかったんだか...という感じで、ハッと気づけばもう外気は少し湿気を含んで、もう完全に季節は真夏方面に移行しているようです。
6月は、「和菓子の日」、「浅草寺の百味供養」、そして夏越の祓えに由来ある和菓子「水無月」と、行事を一覧してみて、なんだかお菓子がらみの日が多いのが意外で面白いところでしょうか。
そうそう、昔のようにガラッと!というわけではないのがやや残念ながら、学生やおまわりさん、駅員さんたちも制服も6月を境にファジーに変化します。
ということで、今月の年中行事と縁日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が、よろしかったらそちらもどうぞ。


◆衣更え...6月1日→
水無月の縁日・年中行事_c0205840_2192863.jpg昭和初期の映画やドラマでは、女学生のセーラー服からおまわりさんまで、制服を纏っているひとの服装はいっせいに黒から白へ。
平成の現代は臨機応変。なので、シャッキリ一斉に変わることなくちょっと残念。だから、あえてこの日まで待って冬の衣類をしまい、夏物を出し、わざわざ衣更えを実感したりします。


◆路地の日...6月2日→☆☆
水無月の縁日・年中行事_c0205840_219489.jpg「六=ろ、二=じ」なので6月2日は路地の日なんだそうです。ああ、完璧なる語呂合わせ。でも、記念される対象が「路地」なのは、なかなかに目の付け所が良く、このすばらしい日を作ったのは、長野県下諏訪町なんですって。一度その街の路地を歩きたいものです。


◆時の記念日...6月10日→☆☆☆
水無月の縁日・年中行事_c0205840_21101179.jpg時の記念日の由来は、はるか昔の『日本書紀』が語る時代までさかのぼり、天智天皇十年の四月辛卯条。つまり旧暦4月25日だそうで、今の暦に直すと、671年6月10日だから。ずいぶん古く由緒ある由来をもった日なんです。


◆入梅...6月10日→☆☆☆☆
水無月の縁日・年中行事_c0205840_21102433.jpg暦の上での梅雨入り=「入梅」は、立春から数えて127日目の今日。かつては、この日を田植えの目安のひとつとしました。さて、今年の気象的な入梅は、いつぐらいになるでしょうか?
ちなみに、昨年は5月27日でしたよ。


◆和菓子の日...6月16日→
水無月の縁日・年中行事_c0205840_21103678.jpg時は平安時代。嘉祥元年(848年)の6月16日、任明天皇は、日本に蔓延していた疫病のを鎮めようと、神前に16日にちなんで16個の菓子を供えて厄除けを祈願しました。「和菓子の日」はそんな故事を由来した記念日で、東京赤坂の日枝神社では「山王嘉祥祭」として、嘉祥の儀が執り行われます。一般の参列も可能。


◆百味供養会...6月18日→◎◎
水無月の縁日・年中行事_c0205840_21105086.jpg毎月、18日は観音様の縁日ですが、6月は、「百味供養会」が行われるさらに特別な日でもあります。「百味供養会」は、普段私たちを見守ってくださる観音さまへの感謝の意味を込めておこなわれる行事。山海の珍味に模したお菓子を百味と見立ててお供えし、感謝の法要を営みます。


◆桜桃忌...6月19日→◎◎◎
水無月の縁日・年中行事_c0205840_2111262.jpg桜桃「忌」とか言ってはいるけれど、今日6月19日は太宰治の誕生日です。太宰治は、1909年6月19日に生まれ、1948年6月13日に愛人・山崎富栄と玉川上水にて入水自殺を遂げます。遺体が見つかったのが6月19日なので、生前をしのぶ日はその日と決められ、死の直前に書いた短編小説「桜桃」にちなみ「桜桃忌」と名づけられました。

  
◆お富士さんの植木市...5月26日、27日、6月30日、7月1日→◎◎◎◎
水無月の縁日・年中行事_c0205840_21111987.jpg浅草の観音様の裏手から北に少しいったところにある浅草浅間神社は「浅草富士」と呼ばれる、富士信仰ゆかりの神社。あたりより一段高いところに設けられた神社そのものを富士山にみたて7月1日に山開きの行事が行われます。その縁日の露天市が、5月と6月(今年は7月1日にも)の最終週末に行われる、お富士さんの植木市です。


◆夏越の祓い...6月30日→
水無月の縁日・年中行事_c0205840_21113294.jpg6月の終わりの日は「夏越の祓い」の日。神社の拝殿前には大きな「茅の輪」がしつらえられ、そこを作法にのっとりくぐる「茅の輪くぐり」とか、「形代」という紙でつくった人形にヒトの穢れを移し水に流すとか。そんな行事が執り行われます。まずは半年の穢れを落としカミサマに感謝するために「茅の輪くぐり」をいたしましょうか。
# by michiru-hibi1007 | 2012-06-01 09:33 | 年中行事

皐月の年中行事・記念日

皐月の年中行事・記念日_c0205840_19103356.jpg

ふと気がつけば、日の出は早く、日暮れは遅く...一日がずいぶんと長くなったことに驚かされます。街を、そぞろ歩けば、陽射しは存外に強く汗ばむ日々。
つい半月ほど前には、まだ柔らかい黄緑色で初々しさを纏っていた木々も、もうすっかり深い緑に染まっていました。和菓子やのウインドウに並ぶ、季節の和菓子も、柏餅やら粽やら、緑色で包まれたもので、そういえば、キリッと爽やかなたたずまい。
皐月は、日常のそこここにはらむ夏を探して楽しむ季節でもあります。

ということで、今月の年中行事と記念日です。☆◎◇の先には、昨年のものではありますが詳細が。よろしかったらそちらもどうぞ。


◆八十八夜...5月1日→☆皐月の年中行事・記念日_c0205840_1984836.jpg
八十八夜は、立春を第1日目として数えて88日目。これは、日本の気候に配慮してつくられたメイドインニッポンの「雑節」という暦日のひとつです。
この日がきたら、茶畑では茶摘が、一般的には、農家での種まきの始まり。そして、八十八夜より四日後は夏の始まりである立夏です。ああ、季節の巡るのはなんと早いことでしょうか。


◆憲法記念日...5月3日→☆☆  
皐月の年中行事・記念日_c0205840_1991280.jpg私たち日本人が寄って立つ、もっとも大切な法律「日本国憲法」。
なのに、なんだかなじみが無くて、日々一行も読むことなく暮らしがちな私たちニッポン人です。せっかくの記念日ですから、たとえば、長い休みの1日だけでも、手にとって読んでみると決めるのはいかがでしょうか?


◆清正公祭...5月4日・5日→☆☆☆
皐月の年中行事・記念日_c0205840_19104841.jpg白金の五月祭・清正公大祭は、その名のとおり、秀吉の家臣として活躍した武将・加籐清正公にちなんだもの。いつもは閑静な境内の内外に、長く連なる露店に参拝者で賑わい、通称「清正公様(おしょうこさま)」の人気振りがうかがわれます。祭期中にしか授与されない、真鯉に緋鯉が矢車つきの竿に泳ぐ「開運出世鯉」も端午の節句にふさわしく洗練された意匠の縁起物。


◆端午の節句...5月5日→☆☆☆☆
皐月の年中行事・記念日_c0205840_1912456.jpg江戸時代のことを調べれば、端午の節句となれば、空には、高々と鯉の意匠の「幟」やら「吹流し」やら...。東京の空は、ビルで囲まれ狭くなり、鯉たちには厳しい環境となりました。...なんて思いつつ、仰ぎ見れば、屋上やらアパートのベランダやらに、けっこう悠々泳ぐ鯉のぼりたち。それはそれでけっこうオツな光景でもあります。


◆亀戸天神の藤まつり...4月21日~5月6日→◎
皐月の年中行事・記念日_c0205840_19121916.jpg薄い紫色の花が房状にたっぷり咲いて、4月の下旬ごろから開花を始めた藤もそろそろ最後の見ごろを迎えています。亀戸天神には、そんな藤棚があちらにもこちらにも。鳥居をくぐって境内に入り、正面の太鼓橋に上がって眺めれば、あたりは一面の藤の海です。


◆夏祭り→◎◎
皐月の年中行事・記念日_c0205840_19123991.jpgゴールデンウイークが終わっても、東京の下町は落ち着けません。いよいよ夏祭りの季節到来でかえってヒートアップ。祭りは、まず下谷神社が先鞭を付け、浅草三社祭で最高潮。その後も、小野照崎神社、湯島と上野五條の天神さん...と、けっきょく、5月いっぱい、いや6月までも、東・東京のいづれかの町並みで、いつも神輿を担ぐはっぴ姿を追うことになります。

下谷神社例大祭...5月11~13日
三社祭...5月17日~20日
小野照崎神社...5月18日~20日
湯島天神祭...5月25日~27日
上野五條天神祭...5月25日


◆神田明神祭...5月→◎◎◎
皐月の年中行事・記念日_c0205840_19125742.jpg神田明神の大祭・神田祭は、かつて、「神輿渡御祭」と呼ばれ、豪奢に飾り立てられた山車が連なり、江戸市中を練り歩くのが祭りのクライマックス。当時は、将軍家の産土神である日吉山王権現(現在の日枝神社)ともに、天下祭とも呼ばれ江戸城内に山車を入れることを許され将軍の上覧を配しました。その面影を今に残す、大祭は隔年、今年は影祭ですが一応。

  
◆百人一首の日...5月27日→◎◎◎◎
皐月の年中行事・記念日_c0205840_19132328.jpg「百人一首」は、鎌倉時代は1236年の今日、歌人の藤原定家によって選定されました。和歌は、大化の改新の中心人物・天智天皇から鎌倉時代の順徳天皇(順徳院)によるものまで、約600年の間に詠まれた中で優れたものを歌人一人一首ずつ選んで構成されたもので、正式な和歌の並びも時代順。歌カルタを覚えてしまえば、ちょっと日本史に強くなります。


◆卯月八日...今年は、5月28日→◇
皐月の年中行事・記念日_c0205840_19134055.jpg旧暦4月8日、卯月八日は、農業暦的に重要ないち日。かつては、この日を「山の神の祭日」として農家は田畑に入って働くことを忌み、高い山に登って花見をしたり海のほうをながめたり、飲食などもして、山のカミサマを里に迎える行事を営んだそうです。
# by michiru-hibi1007 | 2012-05-01 07:00 | 年中行事